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「あの12歳の時のような友達はもう2度とできない。もう2度と……」BYゴードン・ラチャンス

映画「スタンドバイミー」より。
「やりたいことを探す旅」キルアはこれを本当に全う出来たのかな?
ゴンはジンと会えたから、これからはジンに言われた通り「自分がやれることを見つける良い機会」だからこれを頑張ればいいけど。
キルアは「やりたいことを探した」っていうより「やらなくちゃいけなかったこと、やりそびれたことを今からやる」旅をアルカとする感じだからね。
アルカと世界を回ったそのあと、キルアにも本当にやりたいことが見つかるんだろうなーって思うし、そう願いたい。
キルアはキルアでゴンから頼りにされないと精神的に安定しなくなったり、
ゴンから一心同体みたいに扱われないと不安で仕方なくなったり。
キメラアント編ではゴンが精神的に崩れちゃったけど、キルアも一人勝手に走るゴンのために相当ムチャしてなりふり構わずサポートしまくってる。命も賭けちゃうし。
ゴンは回復してからキルアにはほとんど説明してもらわないまま別れているけど、キルアが自分のために取り返しのつかない重い責を背負ったのをたぶん、なんとなく分かってるんだろうなーって。
H×Hは、スタンドバイミー的に言えば「父性を求めた主人公と、それを何を犠牲にしても護り通した友達」の冒険なんだよね。
ゴンの幼さとかゴンさんとかネタにして論議しがちだけど、ゴンの想いとか考えると、ゴンって父からの愛情に飢えたただの12歳の少年なんだよね。
明るくて人好きがするけど、むき出しの本性は父性を求めるホントに普通の、どこにでもいる男の子。世界樹でジンからの愛情を受け取って、これでやっとスタートラインなんだよなー、たぶん。
オトナになる一歩手前、男の子には父からのエールが必要なんだってことかな?
個人的に思ってることだけど、「HUNTER×HUNTER」のバックボーンにあるのは映画「スタンドバイミー」なんじゃないかなって。
SM(スタンドバイミー)は12歳の少年たちのひと夏の冒険を描いた内容だけど、同時にオトナになりかかって揺れ動く少年たちの心情を描いたジュブナイルストーリー。
4人の少年がメインだけど、なんらか「父性」を求めていて、親との関係性に歪みがあったり。主人公ゴードンは親との関係に煩悶して、友達のクリスはかれを父のような包容力で励ましちゃったりする。
「君いくつ?」
「もうすぐ12歳!」ってやり取り、本当にありそうで怖い。
普通なら「11歳」って答えるのに、何とかして自分をオトナに近づいて見せようとする健気さ…✨
ゴンってキルアとは違って内面モノローグがほとんどないから読者の自分たちには「ゴンが選んできた突拍子もない選択」の結果しか見れない。
けど、ゴンなりに煩悶して悩んでる過程をもっと見せてもらえていたらイメージも違っていたかもなあ。
本当にさ…✨H×Hのゴンの年齢、「もうすぐ12歳」って設定、マジで神だよね。

少年なんだけどもうすぐオトナ、第二次性徴の直前っていう危うい時期で。
マジメに考えるならあの年齢だったからこその「ゴンさん」実現なんだよね。
もう少しオトナになったときなら思考回路も違った成長みせてるだろうし。
ゴンはお父さんを知らないままオトナになるのが不安だったのかなー?って。

ほてと

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真性・いにしえの腐女子のひとりごと。BがLすることばかり。ツボヤキ=「つぶやき+ぼやき」です✨❥
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