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008***古いスツール***
縫い目から裂けた古いスツール。お弁当を待つ間、顔を寄せ合い微笑みあった汚れたスツール。今その場所を陣取っているのはピカピカのスツール。裏通りの恋に溺れた私たちの関係も、ねぇあの捨てられたスツールみたいなものだった?あの日、ただただ幸せだった私が表通りに佇む私に哀しく微笑んだ。
007***君が好き***
すらっとした細腰が好き。奥二重で切れ長の目が好き。キチンと切りそろえられた爪が好き。長い指が好き。コロコロと動く喉仏が好き。サラサラの髪が好き。少しだけ丸いオシリが好き。「暑いよねぇー。」と不意にシャツの裾をまくったときにあらわになる血管の浮き出た逞しい腕が好き。そんな君が好き。
006***おさがりのワタシ***
「じゃあ俺と付きあお♪」相変わらず軽率だなぁと思う。突然「遊びに行こう。」と電話をかけてきたあの日から変わってない。てっきり告られるのかと思ったら、あっさりと先輩に紹介してさ。イケメンだからって付き合う私も私だったけど、先輩と別れたからって…。もしかしてずっと好きでいてくれたの?
005***4分の3家族***
2tトラックに荷物が吸い込まれて行く。4人家族の3人分。同じ時期に新しい生活を始めた隣家は、時間をかけポロポロと崩れた。修復できぬほどに。終わりは始まりの希望。「今までありがと。」すっきりとした笑顔の元隣人。「いかんよ。」呟いた息子の横顔にそっと詫びる。ごめん…私は羨ましいよ。
004***一万円の行方***
ガソリンを入れてから薬局に行く。えーと、シャンプーもなかったな。日頃はある物で済ませる昼食も夏休みはそうもいかない。コンビニ?ソーメン?何にしよう…。昼から4人前は辛い。夕食も考えなくちゃ!ああ、漢字ノートとセロテープに電球も。ホームセンターだな。ああ、諭吉よ、今日もサヨウナラ。
003***孤独のドラゴン***
「ドラゴン?」「え?あ、うん。」君と初めて交わした言葉。僕は教室の隅でひっそりと絵を描いている。誰も気にせず誰にも気にされず、暗黒の宇宙を彷徨うドラゴン。これは僕だ。「優しい目。君に似てるね。」ビックバーン!暗闇に星が弾ける。何百何万と僕の宇宙に初めての光…。僕は太陽を見つけた。
002 ***手帳の印***
書棚の奥からこぼれ落ちた古い手帳。君とデートした日付に丸印。8月20日。最後の印。約束を残したまま1週間後に君は一人飛んだ。最後の瞬間、君は誰を思った?夢にさえ表れてくれない君は、天使にも愛をささやくの?あの日と同じように。捨てられない手帳を胸に抱いて、今年もまた少しだけ泣いた。
001 ***12歳***
先生の目を盗み、教室の中を手から手へと渡って行くメモ。僕たちは声をひそめて笑うんだ。「おっぱいがいっぱい」馬鹿だなぁ…でもそうなんだ。公倍数や戦国時代なんかより、エロが最重要科目。「そこ!何してるの?出しなさい。」見つかった!教室中に爆笑が響く。12歳夏。僕らは高くジャンプする。
さあ、困った。また新しいコンテンツが増えてしまいましたよ。
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なつこ

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