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【シュウ2主】「わぁぁ!海だー!」車窓から見えた景色に声を上げ、窓にペタリとはりつくリオウを可愛いと思いながら、他の乗客に迷惑をかけていないか心配になって見回せば、クスクスと好意的な笑いで返される。「あ、す…すみません…」照れて小さくなった少年に、己もまた微笑む。 #1日1SS
【シュウ2主】「あ、ごめんなさい…」机の下で伸ばした足先がシュウのに触れて思わず謝る。それには気にするなと優しい笑顔を向けてくれたのに…。「っ!」宿の人がお茶のおかわりを用意してくれてるにも関わらず、意思を持って触れてくる足に頬が熱くなる。もう…っ…シュウのバカ! #1日1SS
【シュウ2主】普通列車とは思えない座り心地のよい座席に、車窓に広がる大パノラマ。最初ははしゃいでいたものの残すは帰 る行程のみなのだ。疲れも溜まっていたのだろう。次第に口数が減ったと思えばすぐに舟を漕ぎだした。その身体をそっと引き寄せて。「楽しい旅をありがとう」 #1日1SS
【シュウ2主】「楽しかったね!」満面の笑みの少年を前に、旅の一部始終が脳裏に浮かぶ。出張で来たこともある場所だが、その時は記憶にも残っていない街角や風景が、こうもはっきり思い出せるとは。そのどれもに存在するのがリオウだ。「…そうだな」お前がいるから違って見えたのだ。 #1日1SS
【シュウ2主】「誰に吹き込まれた?」「えー…」「誰にだ?」「いっ…たっ!痛 いって!」拳でこめかみをグリグリしてやるとすぐに根を上げる。「ビクトールですっ!」瞬間にパッと解放すれば痛 む場所を自ら撫でている。「よろしい。素直なあなたにはご褒美をさしあげましょう」 #1日1SS
【シュウ2主】「今は駄目だ」次の予定は外せないと言い切っても「えぇー…」と残念そうな顔を見せられれば、惚れた弱みだ。結局強く出られずに、ちょっとだけだと押しきられ手を引かれるままについていくしかない。あぁ、可愛い。可愛い過ぎる。きっといつまでも勝てはしないのだ。 #1日1SS
【シュウ2主】「ね、シュ〜ウ〜」構って欲しいオーラを放たれても、こちらもこの暇にこの本を読ん起きたくて無視を決め込んでいると、不貞腐れて背中合わせに座り込んだ。そのまましばらくして、背中にかかる重みにリオウが眠りに落ちたのだと気づく。「…重い…」それは幸せな…。 #1日1SS
【シュウ2主】伝えたい。でも大きな声では言えない。しばしその間で悩んだ少年が取った行動は『内緒話』であった。「ね、シュウ」「…何だ?」「ちょっと…耳かして?」照れながらの行動に少しは予想はしていたシュウだったが…。「あのね…?だいすきだよ?」思わず笑みが浮かぶ。 #1日1SS
【シュウ2主】ひょこり。話の途中でシュウの背後から顔を出した少年にアップルは心の中で可愛いと繰り返す。「お話…終わった?」「いや、まだ…」「いえ!今終わりました!」非難の目を向ける男の横で少年の顔が喜びに弾ける。それを目にしてしまえばシュウももう何も言えなかった。 #1日1SS
【4&テ】君は辿りついていたんだね。“彼”に会ったときにそう思った。あの船の上で君は、君自身も忘れてしまった記憶の欠片をいつも探していたよね。無意識にその目が、長い時を経ても消えずに焼き付いた欠片を追い求めていた。「…よかった…」「え?」「ううん、何でもない」 #1日1SS
【親友】君がいるから――お前がいたから、生きていられたんだ。ずっとずっと心の中で追い求めていたお前と、そうとは知らずに出会って、親友になって――巻き込んだなんて思わないで。僕の方が飛び込んだんだ。この道を選んだんだ。君に会えてよかった。君がいるから、今も僕は…――。 #1日1SS
【坊】後悔はないのか?…“君”はいつもそう聞いてくるよね。もちろん、しなかったわけじゃない。悔やんで悔やんで…独りで悩み続けた日々もあった。でも、気がついたんだ。あの選択がなければ、僕は今の僕にはならなかっただろうって。僕にはね?この『運命』しかなかったんだよ。 #1日1SS
【坊2主】口は出さない。君に手伝ってほしいと言われたときにそう決めた。これは君の戦いだから、僕が何か言う資格はないと思ったんだ。でも…いつだって僕に笑いかけてくれる君の存在が僕の中で大きくなるにつれて、口を吐きそうになる言葉。伸ばしそうになる手を…必死にとどめる。 #1日1SS
【テ坊】じいちゃんのとは違う、小さかったおれを撫でてくれた優しい手。二度と会えないとわかってても、その温もりを忘れられずにいた。まさかそれが…お前のだったなんて、思いもしなかったぜ。300年さ迷い歩いた末におれはたどり着いてたんだな。ずっと求めていたモノのところに。 #1日1SS
【2主坊】人里離れて旅することでいらない苦労をさせてると思うのに、君は愚痴ひとつ言わずに太陽のように笑うんだ。「マクドールさんのおかげで、今まで見たことないものにたくさん出会えて楽しいです」嘘偽りのないその言葉に沸き上がる想い。――君といる未来を選んでよかった。 #1日1SS

リューラ

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140字SS等の創作倉庫。ジャンル色々ごった煮です。

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