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【トラパス】「いらっしゃい!」って……あれ?このふたり、またケンカしたの?とキットンに目で聞いたら頷きが返ってきた。もー…どこまで子どもなのよ!パステルに意識されたいなら素直にならなきゃ!…なんて声に出して言えるわけないから、バシンと背中を一発。がんばんなさいよ! #1日1SS
【トラパス】…またやっちまった……。何でこう捻くれたことしか言えねぇのか、自分で自分が情けなくなってくる。そりゃ怒った顔もまた可愛いんだけどよ、だからって傷つけたいわけじゃねぇし、泣かせたいわけでもねぇ。だってよ。一番見たいのはやっぱり、あいつが笑ってるとこなんだから。 #1日1SS
【Wリーダー】雪が積もる度に喜々として外へに飛び出して全力で遊ぶ姿に笑みが零れる。何年経っても変わらないな。…おかげで今もまだこの世界を新鮮な目で見られる自分がいるんだけど。さぁて、そろそろ戻ってくる彼の為にタオルと着替え、そして温かな飲み物でも用意しようかな。 #1日1SS
【トラパス】「昔よりはいい男になったんじゃない?」マリーナがトラップに言ったその言葉に、何でだかドキンと胸が高鳴った。な、何で…?親衛隊の女の子たちが騒いでるの見てた時はこんな風にならなかったのに…。見慣れたはずのトラップの顔が、今日はいつもとちょっと違って見えた。 #1日1SS
‪【トラパス】最近迷子になっても焦らなくなったと言うパステルに理由を聞くと、みんなが見つけてくれるからだと答えました。「では、誰かが迎えに来たとして誰を一番に思い浮かべますか?」「え〜?トラップかなぁ?」…無意識であれ、きっとそれは彼にとっての希望の光となることでしょう。 #1日1SS‬
‪【トラパス】「ねぇ、聞いてる?」「…っ!?」いつの間にかこっそり見つめてた相手に覗き込まれてて驚いて立ち上がる。吐息が届くくれぇの至近距離だった。瞬間的に顔が熱くなる。「…悪ぃ!また後でな!」慌ててそこから逃げ出したおかげで顔は見られずにすんだけどよ…あー…くっそ…っ! #1日1SS‬
【坊2主】永遠とも言える長い長い生を、光の届かない闇の中でひっそりと息を潜めて過ごすんだって思ってたのに…光を見つけてしまったんだ。守りたいと思ってしまったんだ。…“それ”は大人しく守られてはくれないけどね。ここは、もう一度僕が君という光を受けて輝けるところ。 #1日1SS
【紡時百年前組/手】(2)
「今日こそは負けんぞ」
「今日も返り討ちにしてあげますよ」
バチバチと火花を散らす四人を遠目に、ひとりでチビチビと飲んでいたトルワドがポツリと呟く。
「ザルどころかワクなやつを相手によくやるなぁ~。俺は早々に諦めたのに」
風に溶けて消えたそれに、気づく者はいなかった。

#1日1SS
【紡時百年前組/手】(1)
「ムムム…やはり、ロルフ殿は手強いでござるな」
「そう簡単につぶされてあげられるほど、弱くはないよ?」
「こりゃ、ムーイー。ロルフの杯が空になっとるぞ」
「は、はいぃ~! 注いできますぅ~!!」
そう言ったムーイーは、青年が持つ木製の杯を今年作った果実酒で満たす。

#1日1SS
【シュウ/手】
「これで本当に戦争は終わるんでしょうか」
少年らを見送り、執務室へと戻ったアップルの呟きにひとつ息を吐く。
「終わらんだろうな」
「えっ!?」
驚いた勢いのまま大丈夫かと詰め寄ってくる身体を押し止める。
「既に手は打った」
きっとそれは、軍主たる彼とその姉を怒らせることとなるだろう。だが、そうしてでも失えないものがあるのだ。

彼無くして勝ちはない。

これもまた、勝利のための一手なのだ。

#1日1SS
【トーマス/手】
『お手て繋いで仲良しこよし』なんてできるわけがない。
何度も言われたことだし、実際にゼクセンとグラスランドの人々の間に横たわる深い溝を目の当たりにしたから、とても難しいことだっていうことも理解してます。
でもだからって、ぼくが信じなきゃやれることもやれなくなっちゃうと思うから。
ぼくが……このビュッテヒュッケ城が間に入ることで、少しずつ歩み寄って、お互いを理解していけたなら。『お手て繋いで』な未来もそう遠くないと思うんだ。

#1日1SS
【ジョウイ/手】
手を離したのはぼくの方。それが君たちを守ることになると信じたから、別の道を行くことに決めたんだ。
それなのに、君もナナミもずっとずっとぼくを信じ続けて……離したはずの手が、ぼくの服の裾を掴んだままだったことに気が付いたのは、ルルノイエまでやってきた君の姿を見た時だった。
君がまだぼくを信じてくれているなら。まだぼくを親友だと思っていてくれるなら。
「……ここで君を待っていても…いいよね…?」

#1日1SS
【トウタ/手】
また助けられなかった……。
広げた自分の手の平をボーっと眺めながらため息を吐く。
先生を手伝うことしかできなかった子どもの頃よりも、知識も技術も得た。様々な経験もして大きく成長したと思う。なのに、この手で救えない命は決してなくなりはしない。
『いつか命の重さに耐えられなくなることがあるかもしれません』
……けれど、この道を選んだ日の自分を忘れることができないから。少しでも多くの命を救うために己を高める努力を続けるだけ。

#1日1SS
【テッド/手】
この右手で人に触れたのはいつだったか。忘れてしまうくらい避け続けているからか、記憶に残る唯一の温もりを夢に見る。
繰り返し繰り返し見るからか、擦り切れて色褪せ、その手が誰のものだったかすっかりわからなくなっていたくせに、紋章をあいつに託すあの瞬間に、何でか『こいつだ』って思ったんだ。
……そんなことあるはずないのにな。
でも、いいか。他の『誰か』でなく『お前』を覚えていられるんだから。

#1日1SS
【アトリ/灯】(2)
『やってみなきゃわかんねえだろ!』
心に灯る消えない炎。
「……うん。そうだね。やってみなきゃわからない」
やれることがあるんなら試してみないと。戦いはまだ続いているんだから。

#1日1SS 2017.12.21

リューラ

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140字SS等の創作倉庫。ジャンル色々ごった煮です。

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