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【坊2主】永遠とも言える長い長い生を、光の届かない闇の中でひっそりと息を潜めて過ごすんだって思ってたのに…光を見つけてしまったんだ。守りたいと思ってしまったんだ。…“それ”は大人しく守られてはくれないけどね。ここは、もう一度僕が君という光を受けて輝けるところ。 #1日1SS
【紡時百年前組/手】(2)
「今日こそは負けんぞ」
「今日も返り討ちにしてあげますよ」
バチバチと火花を散らす四人を遠目に、ひとりでチビチビと飲んでいたトルワドがポツリと呟く。
「ザルどころかワクなやつを相手によくやるなぁ~。俺は早々に諦めたのに」
風に溶けて消えたそれに、気づく者はいなかった。

#1日1SS
【紡時百年前組/手】(1)
「ムムム…やはり、ロルフ殿は手強いでござるな」
「そう簡単につぶされてあげられるほど、弱くはないよ?」
「こりゃ、ムーイー。ロルフの杯が空になっとるぞ」
「は、はいぃ~! 注いできますぅ~!!」
そう言ったムーイーは、青年が持つ木製の杯を今年作った果実酒で満たす。

#1日1SS
【シュウ/手】
「これで本当に戦争は終わるんでしょうか」
少年らを見送り、執務室へと戻ったアップルの呟きにひとつ息を吐く。
「終わらんだろうな」
「えっ!?」
驚いた勢いのまま大丈夫かと詰め寄ってくる身体を押し止める。
「既に手は打った」
きっとそれは、軍主たる彼とその姉を怒らせることとなるだろう。だが、そうしてでも失えないものがあるのだ。

彼無くして勝ちはない。

これもまた、勝利のための一手なのだ。

#1日1SS
【トーマス/手】
『お手て繋いで仲良しこよし』なんてできるわけがない。
何度も言われたことだし、実際にゼクセンとグラスランドの人々の間に横たわる深い溝を目の当たりにしたから、とても難しいことだっていうことも理解してます。
でもだからって、ぼくが信じなきゃやれることもやれなくなっちゃうと思うから。
ぼくが……このビュッテヒュッケ城が間に入ることで、少しずつ歩み寄って、お互いを理解していけたなら。『お手て繋いで』な未来もそう遠くないと思うんだ。

#1日1SS
【ジョウイ/手】
手を離したのはぼくの方。それが君たちを守ることになると信じたから、別の道を行くことに決めたんだ。
それなのに、君もナナミもずっとずっとぼくを信じ続けて……離したはずの手が、ぼくの服の裾を掴んだままだったことに気が付いたのは、ルルノイエまでやってきた君の姿を見た時だった。
君がまだぼくを信じてくれているなら。まだぼくを親友だと思っていてくれるなら。
「……ここで君を待っていても…いいよね…?」

#1日1SS
【トウタ/手】
また助けられなかった……。
広げた自分の手の平をボーっと眺めながらため息を吐く。
先生を手伝うことしかできなかった子どもの頃よりも、知識も技術も得た。様々な経験もして大きく成長したと思う。なのに、この手で救えない命は決してなくなりはしない。
『いつか命の重さに耐えられなくなることがあるかもしれません』
……けれど、この道を選んだ日の自分を忘れることができないから。少しでも多くの命を救うために己を高める努力を続けるだけ。

#1日1SS
【テッド/手】
この右手で人に触れたのはいつだったか。忘れてしまうくらい避け続けているからか、記憶に残る唯一の温もりを夢に見る。
繰り返し繰り返し見るからか、擦り切れて色褪せ、その手が誰のものだったかすっかりわからなくなっていたくせに、紋章をあいつに託すあの瞬間に、何でか『こいつだ』って思ったんだ。
……そんなことあるはずないのにな。
でも、いいか。他の『誰か』でなく『お前』を覚えていられるんだから。

#1日1SS
【アトリ/灯】(2)
『やってみなきゃわかんねえだろ!』
心に灯る消えない炎。
「……うん。そうだね。やってみなきゃわからない」
やれることがあるんなら試してみないと。戦いはまだ続いているんだから。

#1日1SS 2017.12.21
【アトリ/灯】(1)
これが何回目の融合だろう。その数だけ、こことは違う世界があれとの戦いに敗れたということ。
次はぼくらの番かもしれない ―― その恐怖は、必ず勝てるって確証がない以上消えはしない。それでも踏み止まって立ち向かうことができるのは、別の世界で同じように戦う仲間がいるって知っているから。

#1日1SS 2017.12.21
【ディルク/灯】(2)
そうなった今、気がついたことがある。見えなくなっていたはずの光は、ずっとおれの側にあったんだってことに。見なかったのは俺の方だってことに。
揺らぐな。消えるな。
お前はこの世界の希望の灯。

#1日1SS 2017.12.21
【ディルク/灯】(1)
それまでずっとあいつらの前を歩いてきたのに、唐突に訪れた分かれ道。選ばれなかった俺はいつの間にかひとりで、あいつらの後を追っていた。
遠く見える『灯』に追いつきたくとも追いつけない。プライドも邪魔をして手すら伸ばせない。……そんな自分が手にした力の代償がこれだ。

#1日1SS 2017.12.21
【クルガン/灯】
闇の中に光を見たかのように、影を纏う少年の強い瞳に夢を見た。
力を求めたことでとんな犠牲があろうと、それでも大切なものを守ろうとする小さな背中に己の命を賭けた。
その強さがどれほど危うげに見えても、一度胸の中に灯った炎を消すことなどできなかったのだ。
後悔はない。自らが選び信じたもののために生きたのだから。
今もまだ、目指すのはあの光のみ。この命は消えようとも、志は消えはしない。

#1日1SS 2017.12.21
【ナナミ/灯】(2)
ああ見えてあの子は、決して揺らがない芯を持っているんだ。……それならわたしの存在は邪魔になるだけ。
大切な大切な2つの『灯』。
どちらも消えずに、またその隣に並べる日が来るって信じてるから。今は離れて待ってる。

#1日1SS 2017.12.21
【ナナミ/灯】(1)
ゆらゆらと。風が吹いたら消えてしまいそうなくらいに不安定で弱いロウソクの炎みたいだ…って思ってたのはわたし。
守らなきゃって、ひとり一生懸命になってたわたしの方がよっぽどその灯りみたいだったんだって気がついたのは、ふたりに守られて一命を取り留めた時だった。

#1日1SS 2017.12.21

リューラ

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140字SS等の創作倉庫。ジャンル色々ごった煮です。

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