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【ナナミ/灯】(1)
ゆらゆらと。風が吹いたら消えてしまいそうなくらいに不安定で弱いロウソクの炎みたいだ…って思ってたのはわたし。
守らなきゃって、ひとり一生懸命になってたわたしの方がよっぽどその灯りみたいだったんだって気がついたのは、ふたりに守られて一命を取り留めた時だった。

#1日1SS 2017.12.21
【フリオデ/灯】
彼女が生んだ革命の灯火。
最初は本当に小さなものだったそれは、段々と大きくなって勢いを増し、『彼女』が消えても広がり続けて国中で燃え上がる。そしてついに、解放軍に勝利をもたらした。
今も、新しい国の中心で輝く彼女の想い。

……今日くらいは『君』を胸に抱いて眠ってもいいだろ?

最後の夜。夢の中で笑う君を抱き締めた。

#1日1SS 2017.12.21
【坊/灯】
目を閉じれば思い出される温かな光。家の灯り。大好きな家族と大切な親友との日々が詰まった場所。
そんな日常を壊したのは、他でもない僕だ。
変えてしまった故郷を目の当たりにして、記憶の中にしかない幸福な思い出を消したくないから、帰りたくても帰れない。けれど、あの場所を今も変わらず暖める灯りがあることを知っている。そして、その灯りに自分が支えられていることも……知っているんだ。
消えない灯。消せない思い出。

#1日1SS 2017.12.21
【親友】「テッド!!」…あぁ、あんとき嘘つかなくてホントよかった。過去と一緒に名前も偽ってもよかったけど、テオ様の前ではそんな気にはなれなかったんだ。おかげでこんな時も幸せな気分でいられるぜ。「テッド…」もっとだ…。「テッド」もっと呼んでくれよ、俺の親友。 #1日1SS
【トラパス】自分でも子どもっぽいことしてんなって自覚はある。こっち向いて欲しけりゃ普通に声をかけりゃいいのによ、尻尾髪をグイッと引っ張っちまうんだな。「トラップ!」本当は怒らせたいわけじゃねぇ。でも、自分の気持ちに素直になるには…まだまだかかっちまいそうだ。 #1日1SS
【トル主】 一緒に過ごせる空間は時代樹の力の及ぶ範囲だけ。代わり映えのない見慣れた風景も君がいるだけで新鮮に映る。色づいた木々の葉も、高く澄んだ空も、普段より数段美しく見えるのだから不思議だ。ただ、静かな砦に流れる時間も早く過ぎてゆくのは…いただけないけどな。 #1日1SS
【シュウ2主】コーヒーカップを片手に新聞を読む姿を、オレンジジュースをちびちびと飲みながら見つめる。いつも見てるって言えば見てるんだけど、朝はお互い忙しいから、こんなにのんびり見ていられるのはなかなかない。きっと視線には気づかれてる。でも…見てても…いいよね? #1日1SS
【シュウ2主】「…僕が乾かしてもいい?」風呂から上がった後に躊躇いがちにそう聞かれ、嫌がる理由もないため任せることにした。俺の髪に触る鏡に映るリオウが嬉しそうでじっとそれを眺めていたら鏡越しに目が合った。「な、何?」「いや…」可愛かったから。音に紛れて消えた声。 #1日1SS
【シュウ2主】この時期が混むのはわかっていた。だからこそ公共機関を使った方がましかと思って来てみたが、電車内の混み具合にやはり車で来るべきだったかと思った時だった。そっと右手に感じる温もりに隣を見下ろせば、少し赤くなった耳が見える。…混んでいる車内も…悪くないな。 #1日1SS
【シュウ2主】ポツポツと降ってた雨も遊覧船に乗ったら止んでくれて、甲板で風を浴びながら静かな湖面を眺める。「晴れてたら…もっと綺麗だったのかなぁ…?」鮮やかな緑と青のコントラストを想像して思わずそうこぼしたら、ポンと頭に手を置かれる。「…また来る楽しみができたな」 #1日1SS
【シュウ2主】「これ美味しい!」味噌が乗った蒸した白身魚を口に入れて幸せそうにするリオウに己の分の皿を差し出す。「これも食べるか?」「え!いいの?」パッと喜んだ一瞬後に「でもシュウにも食べて欲しいし…」と悩むのだ。箸で一切れ摘んで一口。そして残りを少年に向けて…。 #1日1SS
【シュウ2主】3回目の旅行は雨だった。「え?」宿に届けてもらうよう預けた荷物から傘を出し忘れたって言うんだもん。しっかりしてるシュウにしては珍しくて思わず笑ってしまう。「じゃあ一緒に入ろ」差した傘を大きな手に取られて…。こ、これってすごく…恥ずかしくない…? #1日1SS
【フリ坊】僕は捕まるわけにはいかないんだ。「お、前…急に居なくなるなって何度言えば…」「知らせもなくいなくなった人に言われたくない」「うっ…」“コレ”が“トクベツ”だって気づいているからこそ、逃げ続けなきゃいけないんだ。だってこいつは、いつか必僕をず置いて行ってしまうんだから。
【幼児トラパス】好きな子ほどいじめちゃうのはよくあってトラップ君もそのひとり。でも今日はちょっと違うみたいで…。右手に花を持ってお母さんと離れて泣いてるパステルちゃんに近づくの。「なくんじゃねぇ!!おれがケッコンしてやるから!!」さぁ、この恋は報われる…かな? #1日1SS
【現代トラパス】夢の国に来るといつも以上にはしゃいじゃうものだけど…。みんなで笑い合ってる途中で隣り合っていることに気が付いてドキンと胸が高鳴る。あぁ、これが…ふたりだったらなぁ…なんて。思ってもなかなか勇気は出ないんだけどさ。いつか…いつかね。来れたらいいな! #1日1SS

リューラ

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140字SS等の創作倉庫。ジャンル色々ごった煮です。

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