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私の仕事は死を告げることだ。
というのも死体保管所で働いている。
毎日人々の悲しそうな顔を見て何も感じないわけが無い。
【4】
私は虫になった夢を見る。
生まれた時から私は虫だったのではないかと思うほど自然な夢だ。
だけど私に手と足は二本ずつしかない。誰が見ても私は人間だ。
毎日そんなくだらないことを考えながら家を出る。
【3】
「皆が楽しいというから」
重い空気の中を歩くことも不味い物を食べ続けることも苦にはならなかった。
生きる為に働いて死んだように眠り続ける。
【2】
「ああ蟷螂、またお前は虫を殺したのか」
誰かの悲しんだ声がする。
「蟷螂よ蟷螂、お前はこれから地獄で生きていくんだ。殺した分たくさん殺されにいかなければならない。かわいそうに、お前は何も悪くないのに、ごめんよ、ごめんよ」
これは百足の声だ。
【1】
月にはアソビステイションが大きなプレゼント箱に入って送られてきた。
あのリゼットネイションが脳内に入って以来アソビステイションは地球を目に入れないように月の地下で暮らしたという。
【16】
―――なんでこんなにも傷つけあうの?
目的なんて忘れてただただ悲しくて泣いた。
―――なんて星に来てしまったんだ!月に帰りたい!早く月に帰りたい!
【15】
―――とても見ていられるものじゃない…
アソビステイションは脳部から"火の海"の映像を消そうとするが焼きついて離れなかった。
涙が零れ落ちる。気づけばリゼットネイションも泣いていた。
【14】
「人間と人間が傷つけあっているのでございます」
―――どうしてそんなことするの?
「あたしにゃわかりませんねえ」
【13】
アソビステイション脳部にて
リゼットネイションは自分の記憶を披露している。
「ごらんなさい、あれが火の海ですよ」
【12】
ついに倒れたがリゼットネイションはこちらをじっと向いている。
「このままでは埒があかないのでございます。時は金なり、節約」
泣いているのか?リゼットネイションの目は影で覆われて見えない。ただすっと流れる水滴がある。そして脳部に何かが流れ込んできた。
【11】
―――何かがおかしい
もうずっとリゼットネイションの細い体にアソビステイションの鉄の拳を叩きつけているが何の反応も無い。ただ傷つきながらこちらを向いたままだ。
それになぜわざわざ人のフリをしたままなのか?
【10】
リゼットネイションがファミレスを出ると黒い箱がリゼットネイションの後頭部を狙って飛んできた。
リゼットネイションは持っていた日傘で箱を打ち返す。
地面に叩きつけられた箱は変形して人の形になった。
「おやおや888億円じゃありませんか」
【9】
概念がものを食べるなんてことはできない。
だからリゼットネイションは人間のフリをしてファミレスに入った。
人のフリをしたリゼットネイションは成人した女性の姿をしている。
【8】
月の王カグヤもアソビステーションを所有している。
最高のゲームソフトといわれる"ジンセイ"をロードした殆ど人に近いアソビステーションだ。
カグヤはそのアソビステーションを少し改造してリゼットネイションを消す為に地球へ送り込んだ。
【7】
地球にはアソビステーションというものがある。
今日まで進化に進化を遂げゲーム機であるにも関わらず六回目のアップデートでついに人の形になってしまった。
その値段は888億円にも及ぶ。
【6】

気楽市場

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