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フィーは母の思い出を手記に見るしかなく。
カドモスは永遠に妹に出会えない。
シクが背負った悔悟の情は彼を縛り続ける。
雪路の肉体は地の底に眠り続け
彼の笑顔は瑠璃をやわらかく殺してゆく
まだ何も失ってないのは君だけだ。君だけが、全てを得るチャンスを残している。
ほんとうにこの世界で生きていたの?
「燈梨くん」
驚いた。まさかこんなところで再会するとは。
「どうしてこんなところに来たの」
「偶然ですよ。僕もまさか先輩がここにいるなんて思ってなかったンで」
悪いことは言わない。こんなところ辞めたほうがいい。いつかその身を亡ぼすことになる。
「そかそか。びっくりだね」
「ええほんと、びっくりですよ」
会うのは何年振りだろうか。すっかり背丈も負けてしまった。ああ信頼できる存在ができたなと思う安堵のため息は食堂の雑踏の中に消えていった。
サヤの名を聞いて、燈梨は察した。この世界は現実に繋がっている。たぶん、杏が繋がったときに何かエラーが起きたんだ。
なんとか、コッカにはシャインショウが救いの血と関係があるのかも、と説明して納得してもらえたけど…。一体だれが情報を流したんだ?
「ずいぶんお困りのようだけど。そんなに魔女に聞かれたくない話?こっちから見たらおかしいのが丸わかりよ、その魔女はNPCみたいだけどあんたは何?GMがどうしてNPCとマップ移動しているの?」
「ねえトーリ様、さっきからこいつの言っている意味がわからないんだけど」
「僕だって何の事だか...」
やめてくれ、それを言うならWISを送ってこい!
「あなたの社員証がほしいのよ。永遠を手に入れるための権限がね」
「シャインショウ?」
「コッカは気にしないで。僕はそんなもの知らないし、永遠なんてものはないよ」
「馬鹿にしないで、調べはついているのよ。あんたが今カロスエルドスを仕切る権限を持ってることくらい」
「…何の話?」
どうやらこいつは、凹んでる人間に追い打ちをかけるのが趣味らしいな。
では君には。彼女を引きずり出す手立てがあると言うのかね。
その自信は一体どこから出てくるんだい?
彼女が戻ってくると思っているのかい?
畳み掛けるような問いかけに、身体の中から込み上げてくる衝動。
お前は何も知らない、先輩のことを何もわかっていない!
「ええ、確実に。連れもどします。
なぜなら、僕はこの世界の仕組みをしっているから。」
燈梨はコードを1つメインコンピュータから引き抜くと、それを自身の額に強く押さえつけた。
「こうするんです。先輩と同じになればいいんですよ。」
出会った記録も
目が覚めたら消えるから
君にひとつだけ言っておかなければならないことがある。
君がここに居るということは、ほんとうの君の肉体は意識を失っているということ。
長く離れているのは危険だ。そして、この世界で死んでしまえばもう戻ることはできない。死の夢から覚めるようにはいかない。現実にはもう戻れない。ここでの死は真実。
絶対にクリアするんだ。気を抜いてはいけない。達成条件を満たすまでは。
ほんとうのことはぜったいに言えない。君はよっぽど怖かったんだろうね。忘れてしまったんだろうね。
きみはこの世界に迷い込んだんじゃない、この世界にかろうじて止まっているんだ。
僕たちが開発した禁断のゲーム。生と死の間に位置する電脳世界。
君はまだ誰かから必要とされている。だからここに留まっている。
ほんとうの目的は自分の力で思い出して。微かな鼓動を止めないために。
「サヤちゃん。ここに来る前のこと、なにか心あたりない?」
「携帯電話を貰って…。誰かからメッセージが届いたの。それを開いたら目の前が真っ白になって…」
「買ってもらった?」
「違う…貰ったのよ…」

はくえいさねこ

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創作用メモ
話に脈略ありません、思いついた設定やらセリフやらをばああああああっと書きためて考え直す用。

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