2013年11月7日、友紀(みゆき)とふみ子、二人手を繋いで、ここ天城ハイランドにやってきました。55年前、恋愛結婚した老夫婦ですので、残された余生は幾何もなかろうとは思いますが、たとえ短い年月でも、二人だけの愛の生活を、ここ天城山麓の静かな山荘で完結させたかったからです。鬱蒼たる天城の樹林を縫って流れ落ちる白田川の渓流の音が爽やかな響きを奏でるこの幽寂の地を見つけてくださったのは、緑地の荒瀬貫次郎さんです。ある有名文士さんの紹介でしたが、私達の気持をよく理解してくれて、この家を勧めてくれたようです。