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唯一の悪人は有為子を陥れ、全財産を奪う夫婦ですが、これだって勧善懲悪、しっかり因果応報してるし。そういうことで読後感はとても爽快、エンターテインメントとして素晴らしい出来だと思う。
こういう時代には検閲が入り、反社会的な内容は削除されるし特定機関にマークされたら大変なことになる。横溝先生にも生活があったし日々の糧を得る資金のためになんとか書ける小説を、とのことでこの作品が出来たんだろうなァと。
そういうことで内容はともかく、キャラが通常の横溝作品のそれよりもかなり、マジでいいひと、もしくは本当はいいひとだった?って感じに。
娯楽として非の打ちどころのないものになってるけど、横溝ワールドになじみがある人には「これはないわー」って思うかも?
主人公は二十歳の独身女性、有為子。
有為子はおちつきのある隴長けた美人さん、という印象かな。とある出生の秘密を抱えていて、それがこの物語の押さえ石になってる。
両親を失った有為子が東京に出てきて苦労して、それでも生きるという物語ですがとにかく女性キャラがほぼ強い(笑)
銃後の守りを女性が担う時代だったので、新聞連載小説のこれは対象読者は女性だったんだろうなと。登場する女性たちはさまざまな立場、性格をしていて読者はたぶん、このなかのだれかに感情移入できている感じ。
横溝作品としては異色の「銃後小説」✨
これは先生の唯一の「家庭小説」でもあり、横溝の代名詞「殺人」「捕り物」はいっさい出てこない。それはこの作品の時代設定が1940年頃でもあり、連載そのものはまさにパールハーバーの年。アメリカとの戦争に日本が入り込んでいく過程が背景になっている。
読んでみての素直な感想は「ああ!横溝作品だ…」というなつかしさ、これに尽きますね。
本当に読みやすいんだよね、文章が。登場人物けっこういるけど全然疲れない、さすがのストーリーテリングスキルです、横溝先生。
ゆうべ「雪割草」読みました✨

以下感想※未読注意。

ほてと

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真性・いにしえの腐女子がTwitter代わりにひとりツボヤく✨BがLすることばかり。PIYOトモさんからのみコメント受け付けます。(イタズラ増えて来たので…)
白猫プロジェクト、コトダマンで推しと戯れるのが癒し✨
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