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「海の桜」 続き

「帰らないのか?じき日が暮れるぞ」

「まだいい」

海は嫌いだ、けれど――帰りたくないんだ。

彼女は俺の隣に腰を下ろした。
グレーのニットガウンに白い砂がいくつか乗る。

…まさか俺を気にして戻ってきたのか?それだけのために?

「あんたこそ行かなくていいの?あのパンフレットの旅館に行きたいんだろ?」

彼女は俺の言葉に一瞬目を見開いたが、すぐに
「まぁ、大丈夫だと思うから…多分」と語尾をぼかした。
きっと旅館に行くのは図星なんだろう。

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むぅにん

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よく言えば大人っぽい、悪く言えば老成している系。
赤慎と久美子さんに萌える日々。

愛しのエドガー(猫)にまとわりついてます。
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