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「海の桜」 続き

陽は完全に沈んだが、水平線と空との境に茜色の余韻が残っている。

「賑やかなのが嫌いなのは?」

「家族連れが眩しいから…かな?」

なんで俺はこいつにこんなこと話してるんだろう。

「ああ、でもわかるな。その眩しいって気持ち。私もそういうの見て思ったりするときあるぞ」

あまりに何気なかったので、このときの俺は何も思わなかったのだけれど

「眩しい」と感じるということは「何か」を背負っていることなのだと
気付いたのはずいぶんと後になってからのことだった。

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むぅにん

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よく言えば大人っぽい、悪く言えば老成している系。
赤慎と久美子さんに萌える日々。

愛しのエドガー(猫)にまとわりついてます。
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