森薫先生の「乙嫁語り」がほんと読んでいると癒されます。「少年のアビス」とか「血の轍」みたいな負の感情ザワザワ揺さぶられる話も好きなんですが、とにかく意図的にか、作者の人柄なのかザワザワさせられる感じが極力描写されてなくてお話や登場人物が優しくて安心します。

アニスとシーリーンの話なんか、絶対あとでこれ旦那めぐってドロドロの嫉妬合戦になるでしょ？！と思ったら２人はただお互い大好きな仲睦まじい姉妹妻のままでした。下衆の勘繰りをした自分を恥じます……。

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