「彼女には感謝してます。妄想から大分覚める事が出来たのですから」
「……とみーさん、でしょ？ 前から好きだったの？」
「分かりません。ですが、少なくとも嫌いではありません」
「……信じられない」
「私も一人の男だったという事です」
「嫌！ 兄さん嫌ああ！！」

泣きながら出て行ってしまいました。
ミクや姉っくすさんには申し訳ない事をしましたが、あの晩私は幸せでした。
閉鎖間際に差しかかり、結局どうなったか自分でもよく覚えてませんが……そういう事です。（2/2）

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