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如月杏(きさらぎ あんず)→アルビコッカ (P:C)←エデルダート(C)
堀田燈梨(ほった とうり)→トーリ(P)
アニエル(C)
雷徹(らい とおる)→トール(P)
レスキアル(C)
堀田蘭織(ほった かおり)→カトレア(P)
アシェジェン(C)
宮下沙耶(みやした さや)(P?)
となえ(姓不明)(P→C)
フィー(C)
シク(C)
大御田瑠璃(おおみだ るり)(P→C)
雪路(ゆきじ)(C)
子供はうるさい うるさいのは嫌い
静かにして 静かにしないなら…

「うるさいな…お前の方がうるさいよ」
うるさい!うるさい!お黙りなさい!
「自分だって子供だったこと わからないの?」
お前たちは一体何を言っているんだ!私は生まれた時から大人だった!お前だってお前だってそうだろう!あの女の子供はいつ産まれるんだ!昨年も一昨年も来年も再来年もあいつは身篭ったまま!私たちに時が流れていると思っているのなら大間違いよ!!!
リジェルラディアがヒステリックに叫ぶ声を聞いて、コッカは気が動転しそうだった。この人は何を言っているんだ?時が流れるのは当たり前ではないのか?大人のまま生まれてくる?旅の中で感じていた違和感の正体は、もしかして…。
「あなたの言ってること、全然わかんない!」
トーリが、リジェルラディアを睨んでいた。普段の温厚な彼からは想像もつかないような、明白に殺意が篭っている眼差しだった。強いはずのコッカが、昨日まで共に過ごした仲間を傷つけることを躊躇って声すら出せないというのに、弱いはずのトーリがその杖を仲間に向けていた。私の知っているトーリ様じゃないと思うと同時に、コッカ自身が目を逸らしていた違和感の答えに嫌なくらいに気づいてしまっている。気づいてしまったら、もう後戻りはできない。過去の時間を持つ、成長の過程を持つ私たちは、ここにいるヒトたちとは違うのだ。
2人が東の山の麓にあるレディルという村に辿り着いたのは、3日前のことだった。学童院の連中から得た情報曰く、この村には目には見えない呪いがかかっているというのだ。
「トーリさま、呪いってなんだと思う?」
「フィーが言ってたんだけど聞いてなかったの?……時が流れていないとかなんとか。そんなことあり得ると思うかい?」
「それじゃあ、入ったら私たちも止まっちゃうの?そしたら、出られなくなるよね?だって、動けないんだもの。あり得ないでほしいな。」
「止まっている、じゃなくて流れていない、というのがミソだと思うよ。例えるなら、水……止まっていても、触れたら動き出すような。それよりも、僕が聞きたいのは魔法としてそんなことが可能かどうかってこと。ね?大魔女さま。」
「煽てないでよ、本当のことなんだから。もちろん、時の属性を持つ魔女(リトル・オ・クロック)はいるけど…彼女が止められるのは、小さなものだけよ。砂時計の砂の流れくらいしか止められないはず。」
高校三年生の冬、期末考査を翌日に控えた帰り道。
僕は交通事故に遭った。

「ほんとうに、死んだかと思ったよねぇ。」
「予定が死んだんですけど…。」
病室へは姉が毎日見舞いにやってきた。両親は仕事が忙しく、初日にしか顔を出さなかった。
「終業式でも話出てたよ。皆さんも事故に気をつけて楽しい冬休みを。」
姉の言葉を聞いて、年越しイベントをベッドの上で過ごさねばならない悲しみに涙がにじむ。ほんとうは陸上部の皆とクリスマスパーティーの予定だったんだ。でも、デートの予定じゃなくてよかったかな。こんなの、彼氏の面目丸つぶれじゃないか。
「燈梨さ、どーせ彼女も居ないんだし、可愛いお姉ちゃんと一緒にクリスマス過ごせてラッキーでしょ。」
「なにそれ。酷くない?」
……ハナキセキって、知ってるか?
雪路が「この話したこと、内緒だぜ。父さんと母さんが言ってたんだけど」と。いちばん仲が良かった、幼馴染の私がそこまでバカじゃなかったことが、ご両親にとっての誤算だったのだろう。我が子に真実を告げずに、私から情報を聞き出すために利用したひとたち。
「華輝石を、狙っているらしく」
雪路が3つのとき、雪崩に巻き込まれたところを助けられたと。もう帰る場所もないからと、この街に住むことを決めたそうだ。そのとき私はまだ2つだったから、詳しいことは覚えていない。
コッカはトーリさまと一緒にいるとすっごく楽しいよ!
…トーリさまは、コッカと一緒に居て 楽しい?
永遠に君だけを愛すなんて綺麗なことばは使えないけど

いま、確かに僕はコッカのことが1番好きで
そのためにここに接続して
命を賭けることを惜しいとは思わないし
もし本当に救い出すことができたならば
そのあと側に居続けてくれるならば
これ以上の幸せなんて 考えても思いつかないよ
これは本当 今このときの気持ちは本当に存在しているんだよ
フィーは母の思い出を手記に見るしかなく。
カドモスは永遠に妹に出会えない。
シクが背負った悔悟の情は彼を縛り続ける。
雪路の肉体は地の底に眠り続け
彼の笑顔は瑠璃をやわらかく殺してゆく
まだ何も失ってないのは君だけだ。君だけが、全てを得るチャンスを残している。
ほんとうにこの世界で生きていたの?
「燈梨くん」
驚いた。まさかこんなところで再会するとは。
「どうしてこんなところに来たの」
「偶然ですよ。僕もまさか先輩がここにいるなんて思ってなかったンで」
悪いことは言わない。こんなところ辞めたほうがいい。いつかその身を亡ぼすことになる。
「そかそか。びっくりだね」
「ええほんと、びっくりですよ」
会うのは何年振りだろうか。すっかり背丈も負けてしまった。ああ信頼できる存在ができたなと思う安堵のため息は食堂の雑踏の中に消えていった。

はくえいさねこ

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創作用メモ
話に脈略ありません、思いついた設定やらセリフやらをばああああああっと書きためて考え直す用。

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